キハシロ雑記

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考えるスピード

金属というのは時間がかかる。
いや、すぐにできるものもあるが、ぐい呑みのようにせり上がった形のものを作ろうとすると数時間から時には数日時間がかかる。
もちろんこれは手作業の話だ。
スピニングや、機械を使えば時間は短縮される。

あんまり広げ過ぎると話しがまとまらん。

なんでそんなことを言い出したかというと、吹きガラスの体験をやってみて、思考のスピードが作るスピードに追いつかなかったからだ。
この部分を広げたい、と思って少し触ると、どれだけ広げたらいいか考える間もなく形が変わっていく。
かといってじっくり見て考えてたら、今度はガラスが冷えてしまって作業が難しくなる。
慣れの問題もあるが、形を造るのに瞬時の判断が要求され、そういやそんな作業は殆どやってないなぁ。と思った次第。
いや、でも鍛造は少し似てるか。

話しがまとまらないなぁ・・・

昔、陶芸の人達がアッという間に形を作るのをみて、いいなぁと思ってたのを思い出した。
もちろん、その後の作業は大量にあり、下手すると金属の絞りより時間はかかる訳だが、ろくろでスッと作るのをみた感想はそれなのだ。

「作るのに時間がかかる作品だと、最初の気持ちを維持したまま作り続けるのは難しい」
昔そんな話しをされたのを思い出した。

結局何が言いたいかといえば、おなじモノをつくるのでも作り方は大夫違うなー。という感想だったりするのだ。

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