その日は起きるのが遅くなったものの、晴れていた。
前の日は雨。
ぬかるんでるだろうなー、と思いつつ、週間予報では晴れの日がそうそう無い。
ついでに山頂から写真も撮りたいからガスってるとふもとが見えない。
よーし、決行だ!
リュックとポカリは用意しておいたものの「いつ行こうかなー」とのんきに構えていたので、必要なもの全てを入れてはいない。
おにぎりとお茶と疲労回復用のチョコはコンビニで買うとして、あとはタオルと手ぬぐいを数枚ずつ。登って疲れ果てたときの下山用に、ケーブルカー代も忘れずに。
筑波山神社に着くのはお昼過ぎになってしまうので、とにかく慌てて準備。
登り始めてから雨ガッパとティッシュを忘れてたことに気付いた・・・
前に神社に行ったときに、観光案内所で簡単な地図をもらっていたはずなのだが、どこにやったか思い出せない。
まあ、案内板くらいあるだろうと思って出発。
着いたのはやっぱりお昼過ぎ。
まずは神社にお参り。
登山ルートは大まかに言って、男体山側のルートと女体山側のルートがあるが、女体山側から登るコースを目指す。
ここで筑波山てなんじゃらほい?という人に補足説明。
東富士、と呼ばれる形の綺麗な山だが火山ではなく土地が隆起して出来たのが筑波山。
男体山と女体山というM字型をした二つの山頂を持つ(三連峰というはなしもある・・・)女体山のほうが高い。
ちなみTXのつくば駅からはかなりの距離がある。
【参考】
つくば市観光協会HP
筑波山神社>登山案内
で、登山道へ行こうとするが・・・
神社の右脇の方へ進むと登山道があるはずなのだが看板も無いし上手く見つからない。
小川の橋を渡って登り始めた気もするが、民家に入り込んでしまいそうな気がする・・・
何せ小学生時代の記憶のみで進もうという無謀な計画。
神社の裏から道があったっけ?と探していたら、ケーブルカー脇の男体山ルート(御幸ヶ原コース)にあたった。
まあいいか、と思いこちらのルートに変更して登り始めました。
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
ちゃんと登り始めたんですよ。
山頂目指してたんですよ。
だけど途中で息があがり、何度も休憩休憩。
御幸ヶ原コースってのは、山に対して(途中折れ曲がってはいるものの)まっすぐ。
ってことはジグザクに進むより登りが急ってことなんですよ。
・・・忘れてた・・・・・・・
途中一回気持ち悪くなって、長時間休憩。
頂上めざすぞーと、再び登り出すも、息はゼイゼイ、鼻は出る出る(ティッシュがないので手ぬぐいで拭く・・・)そうしてやっぱり途中で気持ち悪くなる。
これはあれだ、いきなり全力疾走すると気持ち悪くなるのと同じ原理だ・・・
考えた。 今回の目的は何だったか?
山頂にお礼参りにいくこと。
では今のまま登って山頂まで行けるか?
垂直距離にして100m進んでればいいほうだ。これがあと何倍?
90分コースのはずだがこの調子だと何時間かかる?
・・・・・・
決めた!とにかく山頂に行くのが先決!今回は歩くのやめる!ケーブルカーだ!
でも下山は歩いて行くぞ!女体山側から下りて、次回の下見だ!
そうと決めたら下るだけ。
下りのなんと楽なこと!息が上がって、下山してくる人にすれ違いざま気遣われていたのとは大違い。
途中、軽快な足取りで登ってくる強者に会ったが、あなたのようには登れません・・・・
素直にケーブルカー駅に向かいます。
ケーブルカーは出発したばかりで、次は20分後。
それまで上がった息を整えて、しばしの休憩タイム。
リュックを買ったお店で、筑波山に登るはなしをし「なめない方がいいらしいよー」と言われていたのだが、正にその通りとなりました。
さらに続くよー。
ケーブルカー駅からの景色。