キハシロ雑記

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「奇ッ怪」

というタイトルのお芝居を見てきた。
世田谷パブリックシアターという、三軒茶屋駅からすぐのところにある劇場。
二つある内の「シアタートラム」というほうです。
都会はこういう劇場がいっぱいあっていいなぁ・・・
(水戸芸術館の会員でもあるのだが、上野に出るより水戸の方が遠いのです・・・)

一緒に行く予定だった友人が急病のため見に行けず、当日券購入の親子3人連れがどうやら1人見られない、というようだったので捕まえてチケットを少しおまけして買ってもらい、どうにかチケットを無駄にせずに済んだ、というハプニングから始まる。
だからKさんチケット代返せるよー。安心してねー。

芝居はよく見に行く”劇団イキウメ”が脚本・演出・出演(?)。そこに仲村トオル氏といったテレビでも有名な俳優がいたり、舞台美術が和風でいつもと感じが違ったりと、変なところも楽しみました。
話しは小泉八雲著の「怪談」がベースになっており、それが出演者により百物語のように語られていく。のかなと思ったら、途中からイキウメテイストの日常からちょっとずれた不思議な感覚に移行していき、怪談なのか実際の出来事なのか・・・
詳しく書いてしまうとオチがばれるのでアレなのだが、昔の怪談を現代の感覚で読み解くとどうなるか・・・というのがテーマでしょうか? 妖怪あかなめ現代版、家に帰ってきたら見知らぬヤツがフロ掃除をしていたら・・・・そら怖いわ。

途中笑えるシーンもいくつもあり、演劇としてもかなり分かりやすいものになっていました。
7/20(月)まで上演。当日券等もあるようなので、興味のある方は是非。 面白いよ。
世田谷パブリックシアター
『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話』上演について ←チケット情報あり


余談だが、海外では当時何故 小泉八雲=ラフカディオ・ハーン が日本で一番人気の作家だったのか不思議だったらしい。その本の解説によれば、欧米著名人の本は海外からみた視点で日本を語り、片や小泉八雲は日本人と同じ目線をもって書いていたと。どちらを好むかは明瞭、というような内容だったと思う。 本のタイトル思い出したら載せときます。

※すいません、リンクちゃんと張れてなかったです・・・

※思い出しました!この本です。
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